2011年2月24日木曜日

「義之」28号 中村山雨

福岡市美術館で某展を見たが、千点近く出品されているというのに、これといった光る作品を見つけ出すことができなくて残念であった。光る作品というのはただ単に上手いだけでは駄目で、自分独自のものでなくてはならない。いつもいっていることであるが、下手でもいいから、手本で書くのではなく、自分の眼で作品を創ろうという意気込みが必要である。初めから創作できないのは当たり前である。初めは古典から字を借りるしか方法はない。古典から借りたものをどう配置するかが勉強である。その字の配置というのも、王義之の蘭亭序がしっかり教えてくれる。

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